母集団のつくり方
2026.09.30 公開
読了 3分
アスリート就活エージェントに渡す求人情報を
紹介できる形に直す
アスリート就活エージェントに求人情報を渡したのに紹介が来ない。原因は募集の中身ではなく、担当者が学生に口で説明できない粒度で渡していることにある。業務内容・配属・評価の三つを、そのまま転記できる文へ分解する手順をまとめた。
手順1. アスリート就活エージェントが使う言葉に合わせる
紹介が出ない求人情報には共通点がある。社内の前提を省いた文になっていることだ。担当者は学生に口頭で説明する。読み上げて意味が通らない文は、紹介の候補から静かに外れる。まず自社の求人情報を音読し、補足なしでは通じない箇所に線を引く。線が引かれた箇所が、この後の作業対象になる。
手順2. 業務内容を一日の時間割に割る
「法人営業」の四文字では、働く姿が浮かばない。始業から終業までを三つか四つの塊に割り、それぞれに時間と行動を書く。訪問件数、内勤の長さ、報告する相手まで書けば、担当者はそのまま話せる。
No
社内向けの書き方
紹介文に転記できる書き方
01
法人営業(新規・既存)
午前は既存先へ電話と見積送付。午後に新規訪問を二件。夕方に上司へ商談内容を口頭で報告する
02
製造ラインの管理業務
朝礼で当日の生産計画を共有。日中はラインを巡回して不良を記録。終業前に翌日の人員を配置する
手順3. 配属を確定と未定に分けて書く
配属が書けない求人は紹介しにくい。決まっていないなら、決まっていないと書く。誰がいつ決めるのかを添えれば、学生は不安を抱えたまま受けなくてよくなる。
- 確定していること(勤務地、所属部署、直属の上司の役割)
- 未定のこと(担当エリア、初年度の担当商材)
- 決める人と決める時期(最終面接後に営業部長が決定)
手順4. 評価を一年目の判断基準まで下ろす
「成果を公正に評価する」は転記できない。一年目の何を見るのかを、行動の言葉で三つ書く。数字の目標があるなら、いつから課すのかも書く。基準が先に示されれば、競技経験者は自分で量と順序を決めて動ける。
追記欄. 競技経験者が必ず聞く項目を先に埋める
担当者が答えられない質問が出ると、その場で面談が止まる。次の項目を求人情報の末尾に追記欄として置き、空欄のまま渡さない。
- 競技を続ける場合の始業・終業時刻の扱い
- 大会や遠征で連続して休むときの申請方法と、使える休暇の種類
- 引退時期に合わせた入社日の調整の可否
- 治療や通院を続けている社員の前例
渡したあとに担当者へ聞く二つの質問
送って終わりにしない。送付から一週間以内に、担当者へ次の二つを聞く。答えが具体的なら、その人は自社の募集を他人に説明できている。
- 「この求人を、学生にどう説明していますか」
- 「説明していて答えに困る項目はどこですか」
二つ目の答えが、そのまま書き直す箇所になる。求人情報の直しは、社内の会議ではなく、この回答から始める。
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書き換え例. 評価の一文を直す
最後に一つだけ直し方を示す。主語を会社から本人に移し、期間と行動を入れる。それだけで、担当者が読み上げられる文になる。
Before
成果を公正に評価し、頑張りに応じて昇給する制度があります。
After
一年目は訪問件数と報告の速さを見る。数字の目標は七か月目から課す。昇給の判断は入社一年の面談で行う。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.09.30
