受け入れと定着
2026.09.24 公開
読了 3分
アスリート就活エージェント経由の入社者、
受け入れ初週の手順
アスリート就活エージェント経由の入社は、紹介元・本人・受け入れ現場で聞いている話が少しずつずれます。ずれを前提に、入社前と初週で何を確認し、食い違いが出たとき誰が訂正するかを時系列で整理します。
手順0. アスリート就活エージェント経由は「話がずれる」前提で組む
求人票を書いたのは人事、話を伝えたのは紹介元の担当者、受け入れるのは現場の上長です。三者は別々の言葉で同じ仕事を説明します。悪意はなくてもずれます。ずれは放置した日数だけ広がるので、初週のうちに拾います。
競技経験者の場合、ずれが出やすいのは時間の使い方です。練習と移動で一日が埋まっていた生活から、会議と待ち時間のある生活に移ります。「残業は少なめ」と聞いた人が、繁忙期の実態を知らないまま配属されることがあります。
手順1. 入社前に、紹介元へ3項目を確認する
内定承諾から入社までの間に、紹介元の担当者と十五分話します。聞くのは本人の人柄ではなく、本人に何が伝わっているかです。
- この仕事をどう説明したか。紹介元が使った言葉をそのまま教えてもらう
- 給与・勤務地・配属先について、本人にどこまで確定と伝えたか
- 本人が入社を決めた理由として、紹介元が聞いている内容
三つ目が最も効きます。決め手が「競技を続けられる環境」なのか「早く任される仕事」なのかで、初週に見せるべきものが変わります。
手順2. 初日に、本人へ同じ3項目を聞き直す
紹介元から聞いた話を本人にぶつけると、本人は「合っています」と答えます。確認の形を変えます。紹介元の説明を先に言わず、本人の言葉で説明してもらいます。
No
初日に聞くこと
ずれが見える合図
01
入社後の一日を、朝から順に説明してください
移動や事務作業が抜けている。営業なら訪問だけを想像していることがある
02
最初の三か月で、何ができれば順調だと思いますか
数字だけを挙げる。または何も出てこない
03
入社を決めたとき、決め手になった条件は何ですか
紹介元から聞いた決め手と食い違う
その場で訂正しません。まず書き取ります。訂正は手順4でまとめて行います。
手順3. 初週のうちに、現場の上長へ同じ話を渡す
人事が聞いた内容を、上長に口頭で伝えるだけでは残りません。紙一枚にします。書くのは三つだけです。本人が理解している仕事の中身、三か月後の目標として本人が言ったこと、紹介元の説明との食い違い。
01
人事が持つ役割
条件面の訂正を担う。給与、勤務地、休日、異動の可能性。言った言わないが起きる領域は人事が一本化する
02
上長が持つ役割
仕事の中身の訂正を担う。一日の流れ、任される順番、評価の見方。現場の言葉でしか直せない
03
紹介元が持つ役割
入社前の説明との差を埋める。人事から連絡し、説明の訂正内容を共有する
手順4. 食い違いを、初週の終わりに一度で訂正する
金曜に三十分取ります。人事と上長が同席し、月曜に聞いた本人の説明と、実際の仕事の差を並べます。差を認めた上で、正しい内容を言い直します。
このとき、紹介元を悪者にしません。「聞いていた話と違う」と本人が感じた状態で終わると、退職理由の芽になります。伝え方を変えます。
Before
エージェントの説明が正確ではなかったようです。実際はもう少し泥臭い仕事も多いので、そこは理解しておいてください。
After
入社前の説明では訪問が中心と伝わっていたようですね。実際は午前が事務、午後が訪問です。この順番は三か月続きます。訂正が遅れてすみません。
よくある間違い
ずれを見つけた人が、その場で自分の言葉で直してしまうこと。現場が条件面を、人事が仕事の中身を訂正すると、二つ目のずれが生まれます。誰が直すかを先に決めます。
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手順5. 二週目以降に持ち越すものを一つだけ決める
初週で全部は埋まりません。金曜の場で、次の一か月で確認する項目を一つだけ決めます。評価の付き方、異動の時期、競技の継続と業務の両立。どれか一つを本人に選ばせ、日付を入れて上長が預かります。
初週にここまでやると、三か月目の面談が短くなります。話すことが減るからです。ずれは早く出すほど安く直せます。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.09.24
