母集団のつくり方
2026.09.20 公開
読了 3分
アスリート就活エージェントを3社比べる前に
確認する4項目
アスリート就活エージェントを3社並べると、最初に目が行くのは料金体系です。ただ、手数料の条件で選んだ会社が、自社に一人も紹介してこないことがあります。見積もりより先に確認する4項目と、返ってきた回答の読み方をまとめます。
アスリート就活エージェントの比較は、料金体系から始めない
3社から見積もりを取ると、手数料率と支払い条件が並びます。数字は比べやすいので、つい最初に見ます。しかし料金は、紹介が起きたあとにしか効いてこない条件です。紹介がゼロなら、どの料金体系を選んでも支払いは発生せず、採用も進みません。
先に確認するのは、紹介が起きるかどうかを決める4項目です。在籍層、紹介前の面談の有無、辞退時の対応、自社に来る見込み数。この4つを同じ質問文で3社に投げ、回答を1枚に並べます。
項目1 在籍している競技経験者の層
「競技経験者に強い」という説明だけでは、誰が登録しているか分かりません。現役の学生か、引退直後か、卒業して数年の転職層か。層が違えば入社時期も、任せられる仕事も変わります。「今、登録者で一番多いのはどの層ですか」と聞いてください。
No
返ってきた回答
自社との相性の読み方
01
現役の学生が中心。引退は卒業直前
新卒枠があり入社まで待てるなら合う。年内に人を増やしたいなら合わない
02
引退直後の社会人が中心
育成枠を用意できるなら合う。即戦力の中途枠には合わない
03
どの層もいます、と内訳が出てこない
母集団を把握していない。人数の内訳を聞き直してから判断する
項目2 紹介前に候補者と面談しているか
登録者を検索して条件に合う人をそのまま送る会社と、一人ずつ面談してから送る会社があります。前者は数が出ます。後者は数が減る代わりに、志望の理由や辞退しそうな点を事前に聞けます。自社の選考に何人まで通せるかで、どちらが合うかが決まります。
- 「全員と面談します」なら、面談で何を聞いているかまで確認する。競技歴の確認だけなら中身は薄い
- 「登録時に希望条件を取得しています」なら書面のみ。自社の一次面接を厚くする前提でなら使える
- 「紹介直前に電話で確認します」なら、確認項目を文書で出してもらう。出せる会社は実務が回っている
項目3 辞退が出たときに何をするか
内定辞退も、面接の欠席も起きます。3社でいちばん差が出るのは、起きたあとの動きです。補填の有無ではなく、理由の共有の仕方を聞いてください。
01
理由を本人から聞いて共有する
給与か配属か他社の選考か、どこで離れたかが戻る。求人票と面接の直し先が分かるので合う。
02
すぐ別の候補者を出す
穴は埋まるが、同じ理由で二人目も辞退する。選考を直したい会社には合わない。
03
返金規定の説明だけが返る
話が料金に寄っている。再発は止まらないので、選考設計は自社で持つ必要がある。
項目4 自社の求人に何人来る見込みか
最後に、自社の求人でどれだけ候補者が出るかを数で聞きます。ここに曖昧な答えしか返らないなら、他の3項目が良くても母集団はつくれません。質問の形を変えるだけで、返答の精度が上がります。
Before
御社には競技経験者の候補者は多くいますか。
After
この求人票の勤務地と年収帯で、直近3か月に紹介実績のある方は何人ですか。今から1か月で何人と会えますか。
数が出たら、その根拠も聞きます。同じ条件で動いた人数まで答えられる会社は、自社の登録者を把握しています。答えられない会社は、見積もりの数字も同じ精度だと考えてください。
面接設計のご相談も承ります。
要件を伺った時点で、ご紹介できる見込みがあるかを正直にお伝えします。完全成果報酬です。
4項目を1枚に並べてから料金を足す
3社への質問が終わったら、縦に4項目、横に3社の表をつくります。空欄が残った社には、その場で追加の質問を送る。全部が埋まってから、料金体系を横に1列足します。この順番を変えないと、条件の良し悪しを取り違えません。
よくある間違い
3社に同じ質問を投げていないと、表は埋まっても比較になりません。質問文を先に書き出し、同じ文面で送ってください。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.09.20
