引退後のキャリア
2026.10.25 公開
読了 3分
指導者になるか、競技から離れるか。
両立できる時期を見極める
引退が近づくと、指導者として残る道と、競技から離れて働く道のどちらかを選ぶ場面が来る。ただ、すぐ選ばなくていい時期と、選ばないと両方が細る時期がある。その境目と、今日のうちに終わる確認の手順を並べる。
二つの道は、最初から排他ではない
指導者として残る道と、競技を離れて働く道。この二つは最後には分かれる。だが分かれるのは、思っているより後だ。引退前後の数か月は、両方の準備が同じ作業で進む。自分のやってきたことを言葉にする作業は、指導の場でも採用の場でも同じように使う。
同時に進められるのは、この三つ
両方に効く準備から手をつける。どちらを選んでも、捨てる作業にならない。
01
練習設計の記録
何を目標に置き、どういう手順で練習を組み、どこを直したか。日付をつけて書き出す。指導の実績説明にも、職務経歴の材料にもなる。
02
教えた相手の変化
誰に何を伝え、その人の動きがどう変わったか。一人分を具体的に書く。指導者としての裏づけであり、育成経験の説明にもそのまま使える。
03
競技外の担当
会計、対外的な連絡、備品の管理、日程の調整。競技を離れた先では、これが仕事の名前に置き換わる。
先延ばしが効かない場面
一方で、自分の気持ちと関係なく締め切りが外から来るものがある。ここに当たったら、その時点で選ぶしかない。
- 指導に必要な講習や資格の申込期限が迫り、受講の機会が年に数回しかないとき
- 応募できる期間が決まっていて、その月を逃すと次が半年後になるとき
- 収入が途切れ、生活費の見通しが三か月を切ったとき
- 指導の現場に入ると平日の昼が埋まり、選考の時間を取れなくなるとき
比べる軸を、気持ちから数字へ移す
どちらが好きかで比べると結論が出ない。条件を同じ形に並べると、差が見える。下の四つは、人に聞けばその日のうちに埋まる。
No
確かめること
確かめ方
01
収入がいつ、いくら入るか
指導先の報酬額と支払い月を、口頭でなく書面で確認する
02
何年続けられるか
契約の期間と更新の条件を聞く。一年区切りなら、その次の一年の扱いも聞く
03
平日の時間がどう埋まるか
一週間の予定を時間単位で書き出し、空きが何時間残るか数える
04
離れたとき何が残るか
指導以外の職種に出せる経験を、三つ挙げられるか試す
迷いを一文にして、短くする
迷いが抜けないときは、頭の中の文をそのまま紙に書く。長い文は、決めていない部分を隠している。期限と行動を入れて書き直すと、やることが一つに減る。
Before
指導者にも興味があるし、一般企業も見てみたいので、しばらく様子を見ながら決めたいと思っています。
After
三月末までに指導先の条件を書面で確認する。出てこなければ、四月から選考に応募する。
書いたものを、一度見てもらえます。
エントリーシートも職務経歴書も、担当アドバイザーが一緒に直します。相談は無料です。
今日のうちに終わること
長く考える作業は入れない。今日中に手が動くものだけ挙げる。
- 指導先の候補に、報酬と契約期間と勤務時間を尋ねる連絡を一本入れる
- 関心のある職種の募集が、いつまで出ているか調べて期限を手帳に書く
- 生活費が何か月もつか計算し、数字を一つ書き残す
よくある間違い
「声がかかったら考える」と決めると、声がかかるまで何も進まない。期限は相手ではなく、自分が先に置く。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.10.25
