就活・転職の始め方
2026.09.29 公開
読了 3分
アスリートの就活でエージェントに渡す
競技歴1枚シートの作り方
アスリートの就活でエージェントと初回面談をする前に、自己紹介の資料を一枚だけ作る。競技名、役割、所属年数、故障歴、引退時期、稼働可能日の六欄に絞る。書く量を減らすと、面談の時間を求人の話に回せる。今日のうちに作り切る手順を並べる。
手順1. アスリートの就活でエージェントに渡す一枚を、六欄に決める
初回面談の前に渡す資料は、一枚で足りる。長い自己紹介文は、読まれる前に面談が始まってしまう。相手が最初に知りたいのは、いつから働けるか、体の状態はどうか、何を任されてきたかの三つだ。この三つを埋めるために、欄を六つに固定する。
- 競技名:種目と、続けてきた場(学校か、所属先か)
- 役割:任されていた仕事。守る場所の名前ではなく、やっていたこと
- 所属年数:開始と終了を年で。中断があれば括弧で足す
- 故障歴:部位、時期、いまの状態
- 引退時期:月まで。決まっていなければ「未定」
- 稼働可能日:面談と選考に使える曜日と時間帯
手順2. 空欄版を先に作る
中身を考える前に、枠だけ作る。紙でもよい。欄の名前と、二行分の空白を置く。枠が先にあると、書く量の上限が自然に決まる。
No
欄
一行目に書くこと
01
競技名
種目と所属の種類。学校名の正式表記はいらない
02
役割
任されていた仕事を、動詞で一つ
03
所属年数
開始と終了の年。中断は括弧に入れる
04
故障歴
部位と時期。完治か、通院中か
05
引退時期
月まで書く。未定なら未定と書く
06
稼働可能日
平日か土日か、使える時間帯
手順3. 記入済み版に、事実だけを入れる
枠が埋まると、こう見える。形容詞は使わない。数字と日付で書く。
- 競技名:野球/大学の体育会で四年、卒業後にクラブで二年
- 役割:練習計画の作成と、下級生二十人の指導
- 所属年数:入学から四年間、その後二年間(一年間の休止あり)
- 故障歴:右肘を三年目の春に手術。現在は完治し、勤務に制限なし
- 引退時期:今年九月に退団予定
- 稼働可能日:平日は午後六時以降、土曜は終日。平日昼はオンラインで可
手順4. 成績の羅列と精神論を削る
一枚を作ると、必ず書き足したくなる。削るのは二つだ。成績の羅列は、相手が求人と結びつけられない。精神論は、誰が書いても同じ文になる。削ってできた空白は、埋めなくていい。
よくある間違い
一枚のほかに自己紹介文を別紙で添える。これで絞った意味がなくなる。伝えたい話は、面談で口に出せば届く。
手順5. 面談の前日にメールで送る
当日に紙で渡すと、相手は読みながら聞くことになる。前日に届けば、相手は求人を用意して面談に来る。送り方も決めておく。
- 件名に面談日と自分の氏名を入れる
- 本文は三行。挨拶、添付の中身、確認したいこと一つ
- 添付は一つだけ。相手が開ける形式にする
- 送ったあとに稼働可能日が変わったら、面談の冒頭で口頭で直す
書いたものを、一度見てもらえます。
エントリーシートも職務経歴書も、担当アドバイザーが一緒に直します。相談は無料です。
書き換え例:一行を事実に戻す
役割の欄でつまずく人が多い。気持ちを書くと行が伸び、読み手には何も残らない。同じ経験を、やっていたことに置き換える。
Before
一年生から誰よりも声を出し、どんな逆境でも諦めない精神を身につけました。最後の秋には結果を残し、チームの勝利に貢献しました。
After
三年目の秋から、下級生二十人の練習計画を作成。週ごとに内容を変え、故障者が出た週は練習量を下げる判断をしていました。
六欄を埋める作業は三十分で終わる。終われば、自分の経歴を日付と事実で言える状態になる。今日は枠だけ作り、稼働可能日の欄から書き始めるといい。日付は迷わずに書ける。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.09.29
