自己PR・ガクチカ
2026.10.01 公開
読了 3分
アスリートの就活でエージェントに
ガクチカを見せる前に整える3点
アスリートの就活でエージェントに初回から完成原稿を渡すと、返ってくるのは言い回しの手直しだけになる。競技歴・役割・転機の3点を自分で書いてから持ち込むと、面談の中身が変わる。今日その場で書ける手順を並べる。
アスリートの就活でエージェントに丸投げすると何が起きるか
面談でいきなりガクチカの原稿を出すと、相手は文章を直すしかない。競技の中身を知らないまま、語尾や順番を整えて終わる。結果、誰が書いても同じ文になる。逆に、事実が3点そろっていれば、相手は「その事実が採用側にどう聞こえるか」を答えられる。ここが分業の線引きだ。
No
自分でやること
エージェントに聞くこと
01
何をどれだけやったかの事実を出す
その事実が職種によってどう受け取られるか
02
自分の役割を具体的な動作で書く
どの役割が募集要件と重なるか
03
転機とそのとき変えた行動を書く
面接でどこを深掘りされるか
手順1. 競技歴を、期間と量の事実だけで書く
最初に書くのは感想ではなく事実だ。いつからいつまで、週に何回、何人の集団で、どんな立場だったか。ここに「悔しかった」「学んだ」を混ぜない。感想を混ぜると、読む側は事実を探しながら読むことになる。
- 始めた時期と辞めた時期。年単位で書く
- 週あたりの活動回数と、1回あたりの時間
- 所属していた集団の人数と、自分より上の学年の人数
- 自分が任されていた仕事を、動詞で3つまで
4行で足りる。足りないなら、まだ思い出していないだけだ。手帳や連絡用のやり取りを遡ると、日付が出てくる。
手順2. 役割を、肩書ではなく動作に置き換える
肩書は、外から見ると中身が見えない。同じ肩書でも、やっていたことは人によって違う。だから肩書を一度消して、実際に手を動かしたことだけを書く。誰に対して、何を、どれくらいの頻度でやったか。この3つがそろえば、仕事の言葉に置き換えやすくなる。
01
対象
誰に向けた行動か。後輩か、同学年か、指導者か、外部の相手か。相手が変わると必要な力も変わる。
02
行動
決めた、伝えた、集めた、直した。動詞で書く。「支えた」「引っ張った」は動詞に見えて中身がないので使わない。
03
頻度
一度きりか、毎週続けたか。続けたことは、仕事の再現性の話として聞いてもらえる。
よくある間違い
役職がなかったからと、この手順を飛ばす人がいる。役職と役割は別物だ。道具の管理、下級生への声かけ、練習メニューの記録。名前のついていない仕事ほど、動作で書くと形になる。
手順3. 転機を1つだけ選び、前後の行動を並べる
転機は、成功した瞬間でなくていい。外された、故障した、方針が変わった。何でもいい。ただし1つに絞る。複数書くと、どれも浅くなる。書き方は単純で、その出来事の前に自分が何をしていたか、後で何を変えたかを並べるだけだ。
- 出来事が起きた時期
- そのときの自分の状態を一文で
- 変えた行動を1つ。やめた行動も1つ
- 変えた結果、周囲や自分に起きた変化
結果が出ていなくても構わない。行動を変えられる人かどうかを、採用側は見ている。
持ち込みメモの雛形と、書き換え例
3点を上から順に、見出しをつけて並べる。文章にしなくていい。箇条書きのまま持っていく方が、相手は読みやすい。整った文章は、中身の薄さを隠してしまう。
Before
主将として、チーム全体をまとめることに尽力しました。苦しい時期もありましたが、仲間と支え合いながら最後までやり抜き、大きく成長できたと感じています。
After
3年間、40人の集団で週6日活動した。下級生15人の練習記録を毎週集め、指導者に共有する係を担った。2年目に記録が集まらなくなり、紙での提出をやめて口頭確認に変えた。提出漏れはなくなった。
後者は、そのままでは志望動機につながらない。つなげるのがエージェントの仕事だ。素材が具体的なら、営業向きか、管理部門向きかという話まで進む。素材が抽象的だと、そこまで行かない。
書いたものを、一度見てもらえます。
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面談当日に持っていく形
紙1枚に、競技歴・役割・転機を上から書く。書けなかった欄は空欄のまま持っていき、「ここが埋まらない」と言う。空欄も情報になる。そのうえで、聞く質問を3つ決めておく。
- この3点のうち、どれが一番伝わりにくいか
- 職種を変えると、どの部分の見え方が変わるか
- 面接で深掘りされるとしたら、どこか
今日やるのは、メモを1枚書くことだけだ。30分で終わる。完成させる必要はない。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.10.01
