自己PR・ガクチカ
2026.10.21 公開
読了 3分
アスリートの就活でエージェントに
直されたガクチカを戻す手順
アスリートの就活でエージェントに添削してもらった文が、面接で読み上げられなくなる。整った文ほど口が止まる。原因は文章力ではなく、解釈が他人のものになっていることです。三つに分けて、解釈だけ自分で書き直す手順を示します。
手順1. 添削された文が答えられなくなる理由を知る
アスリートの就活でエージェントに原稿を見せると、文は確実に読みやすくなります。語尾が揃い、話の順番が入れ替わり、長さが面接向けに縮む。ここまでは得です。問題はその先で起きます。面接官が「そこで何を考えていたんですか」と踏み込んだとき、答えが出てこない。文の中に、自分が考えていない言葉が混ざっているからです。
直すべきは文章全体ではありません。原文と添削文を並べ、三つに分けます。事実、言い回し、解釈。戻すのは解釈だけです。
手順2. 原文と添削文を左右に並べる
紙でも画面でもかまいません。自分が最初に書いた文を左、添削後を右に置きます。添削後だけを見ていると、どこが変わったか分からなくなります。並べて初めて、足された言葉が浮き上がります。
この作業は十分で終わります。添削を受けたその日のうちにやってください。日が空くと、添削後の文を自分で書いたと錯覚します。
手順3. 事実・言い回し・解釈の三つに仕分ける
右の文に線を引きながら、一文ずつどれに当たるか決めます。判断の基準はこうです。
No
分類
見分け方と扱い
01
事実
いつ、何人、何をしたか。他人が確認できる。直されていても、内容が合っていればそのままでよい
02
言い回し
語順、接続、文の長さ。読みやすさの調整。受け入れてよい
03
解釈
なぜそうしたか、何を学んだか。自分の頭の中の話。ここだけは必ず自分で書き直す
迷ったら声に出してください。口が止まる一文は、ほぼ解釈です。事実と言い回しは、他人が直しても詰まりません。
手順4. 解釈だけを自分の言葉で書き直す
解釈に印をつけたら、その部分を一度消します。空いた場所に、浮かんだ言葉をそのまま入れます。きれいにする必要はありません。「まず全員に聞いた」「やってみて駄目だったから変えた」で十分です。
書き直すときの手がかりを三つ置きます。
01
直前の場面を思い出す
その行動を取る前、誰と何を話していたか。場面を先に思い出すと、理由は後からついてくる
02
やらなかった選択を書く
他にも手はあった。選ばなかった案を一つ書くと、選んだ理由が自然に出る
03
一人分だけ具体にする
チーム全体ではなく、特定の一人にどう働きかけたか。固有名詞は要らない。関係だけ書く
Before
チームの課題を分析し、主体的に働きかけることで組織全体の意識改革を実現しました。
After
練習前の集合が毎回遅れていました。全員に理由を聞くと、前の予定が押していると分かりました。集合時間を十五分後ろにずらす案を出し、三か月続けました。
後者は整っていません。それでいい。面接官が「なぜ全員に聞いたんですか」と聞いても、答えられます。自分で決めたからです。
よくある間違い
添削された文を全部捨てて書き直す人がいます。やりすぎです。事実の整理と語順の調整は、他人の目のほうが正確です。戻すのは解釈だけに絞ってください。
手順5. 次の面談で添削者に一言確認する
黙って戻すと、次の添削でまた同じところを直されます。面談の冒頭でこう伝えてください。「この部分は面接で説明できなかったので、自分の言葉に戻しました。事実の順番と文の長さは、直していただいた通りにしています」。これで、どこを触ってよくてどこが自分の領域か、相手にも伝わります。
添削者は読みやすさの専門家です。あなたの頭の中は知りません。分担をはっきりさせたほうが、二度手間が減ります。
書いたものを、一度見てもらえます。
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手順6. 今日やる三つ
読み終えたら、この順でやってください。
- 原文と添削文を左右に並べて開く
- 右の文を声に出し、口が止まった一文に印をつける
- 印をつけた部分だけ消し、浮かんだ言葉で埋め直す
三つ目まで終われば、面接で踏み込まれても答えられます。整った文より、自分で説明できる文のほうが通ります。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.10.21
