採用計画と体制
2026.08.31 公開
読了 3分
採用を1年で止めないために、採用の前に決めておくこと
競技経験者の採用を始めても、1人目が早期に辞めると翌年の募集が止まります。ただし1人の結果から適性を判断するには母数が足りません。採用そのものではなく、その前後で決めておくべきことを整理します。
1人目で止まってしまう理由
採用した1人目が早期に辞めると、「うちには合わなかった」という結論になりがちです。しかし1人の結果から適性を判断するには、母数が足りません。
判断の前に、辞めた理由を受け入れ側の設計まで遡って見てください。基準を渡していたか、聞ける相手がいたか、評価の時期を伝えていたか。そこを直したうえで、翌年もう一度採る。この順番を踏まないと、何度採っても同じ結果になります。
採用の前に決めておく3つのこと
01
受け入れる部署が決まっている
採用してから配属を考えない。誰が見るかまで先に決まっている。
02
評価の時期が明示されている
いつ何で評価するかを本人に伝えている。基準のある環境で伸びてきた人に効く。
03
2人目以降を想定している
1人目の受け入れで作った手順を、次の人にそのまま使う。属人的にしない。
面接の設計をどう組むか
面接では、競技経験者向けの特別な質問を作らないことです。全候補者に同じ質問をして、競技の経験でも答えられる形にする。そうしないと、他の候補者と比較できません。
確かめ方
自社の面接シートを見て、競技経験者だけに聞いている質問があるかを確認してください。あるなら、それは比較のための質問ではなく、話を広げるための質問になっている可能性があります。
1年目に決めておくこと
- 採用の目的を1つに絞る(欠員補充か、数年後の中核人材か)
- 受け入れ部署と、同行・相談の担当者を採用前に決める
- 1年目の評価時期と基準を書いて、本人に渡す
- 辞めた場合、受け入れ側の要因を必ず1つ書き出してから次を判断する
最後の1つがあるかどうかで、2年目に続くかが決まります。人の適性の問題として片づけるうちは、何度採っても同じ結果になります。
面接設計のご相談も承ります。
要件を伺った時点で、ご紹介できる見込みがあるかを正直にお伝えします。完全成果報酬です。
採用を止める前に確認する3点
- 辞めた人に、評価の時期と基準を書いて渡していたか
- 入社後3か月の間に、業務外で相談できる相手がいたか
- 受け入れ部署と担当者が、採用の前に決まっていたか
3つとも「はい」で、それでも合わなかったのなら、採用の条件を見直す段階です。1つでも「いいえ」があるうちは、人の適性ではなく受け入れの設計の話として扱ってください。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.08.31
