就活・転職グランドスラム

受け入れと定着

2026.09.05 公開

読了 3

入社3か月で辞める競技経験者に、共通する受け入れの失敗

採用はうまくいったのに、早期に辞めてしまう。原因が本人の適性ではなく受け入れ側にある場合、同じことが繰り返されます。競技経験者の受け入れで特に起きやすい失敗を4つ挙げます。


失敗1. 期待を高く伝えすぎる

「体育会だから即戦力になる」と本人にも周囲にも言ってしまうと、最初の失敗が想定以上の負荷になります。競技で結果を出してきた人ほど、できない状態に慣れていません。

入社時に伝えるべきなのは、最初の3か月は覚える期間であること、そして何ができたら次に進むのかという基準です。

失敗2. 評価の基準を渡していない

競技では、良し悪しの基準が常に示されています。タイム、勝敗、出場機会。基準がある環境で伸びてきた人を、基準の曖昧な状態に置くと、努力の方向が定まりません。

すぐできる打ち手

1か月目に「できているべきこと」を5つ書いて渡すだけで、離職の相談は目に見えて減ります。抽象的な行動指針ではなく、業務単位で書くこと。例:見積書を一人で作れる、在庫の確認方法を説明できる。

失敗3. 一人にする時間が長すぎる

チームで動くことに慣れてきた人にとって、一人で進める時間が急に増えるのは想像以上の負荷です。仕事の内容が合っていても、進め方が合わないと辞めます。

最初の1か月は、聞ける相手を必ず1人決めてください。上司ではなく、年齢の近い先輩の方が機能します。

失敗4. 辞める兆候を「気持ち」で見る

  • 報告の頻度が落ちる(元気がない、より先に出る)
  • 質問が減る。分かったふりが増える
  • 自分から手を挙げなくなる
  • 有給の取り方が変わる

本人に「大丈夫か」と聞いても、大丈夫と答えます。行動の変化で見てください。競技をやってきた人ほど、限界まで言いません。

3か月を越えるための最低限

01

基準を書いて渡す

1か月ごとに、できているべきことを5つ。口頭ではなく紙で。

02

聞ける相手を決める

年次の近い先輩を1人。上司との面談とは別に置く。

03

できたことを言う

できていないことの指摘と同じ回数、できたことを言葉にする。

面接設計のご相談も承ります。

要件を伺った時点で、ご紹介できる見込みがあるかを正直にお伝えします。完全成果報酬です。

採用の相談をする

1か月目と3か月目に、何を話すか

No

時期

話すこと

01

1か月目

できるようになったことを本人に挙げさせる。評価はしない

02

2か月目

判断に迷った場面を1つ聞き、線引きを渡す

03

3か月目

次の3か月でできているべきことを、5つ書いて渡す

面談の目的は状況の確認ではなく、基準を渡し直すことです。「困っていることはあるか」だけを聞く面談は、たいてい「特にありません」で終わります。


就活・転職グランドスラム編集部

最終更新 2026.09.05