自己PR・ガクチカ
2026.09.03 公開
読了 3分
レギュラーになれなかった経験を、どう書くか
試合に出ていなかったことを、書かない方がいいと考える人がいます。逆です。控えだった時間に何をしていたかは、面接で最も伝わる材料になります。書き方には型があります。
評価されるのは出場記録ではない
採用担当は、あなたが試合に出たかどうかで人物を判断しません。判断材料になるのは、思い通りにならない状況で何をしたかです。控えだった経験は、その材料をそのまま含んでいます。
実際、レギュラーの経験談は「勝った話」に寄りがちで、読み手にとっては差がつきにくくなります。控えの立場からの話の方が、その人固有の判断が出やすい。
書き方の型
1. 諦めた話にしない
「試合には出られませんでしたが、応援を頑張りました」で終わると、受け身の印象しか残りません。応援したのが事実なら、何のためにどう関わったかまで書きます。
2. 自分で決めた行動を1つ書く
相手チームの記録を取った、下級生の練習を見た、道具の管理を引き受けた。誰かに言われてやったことでも構いませんが、続けた理由は自分の言葉で書いてください。
3. その行動が誰の役に立ったかを書く
自分の成長で終わらせないことです。チームの誰かがそれで動きやすくなったのなら、それは仕事でも同じことができるという証明になります。
Before
4年間で公式戦の出場はありませんでしたが、最後まで諦めずに練習を続け、忍耐力を身につけました。チームが勝てるよう、スタンドから精一杯応援しました。
After
3年時から、対戦相手の投手の傾向を試合ごとに記録して、打者に共有する役割を自分から引き受けました。最初は誰も見ませんでしたが、打順ごとに1枚にまとめる形に変えてから使われるようになり、いまも後輩が続けています。出場機会は最後までありませんでしたが、この役割は自分で作りました。
よくある間違い
出場していないことを隠して、チーム全体の成績だけを書く。面接で「あなたは何をしていたか」と聞かれた瞬間に答えられなくなります。事実は先に出した方が、その後の話が通ります。
面接で深掘りされたときの答え方
- 「悔しくなかったか」→ 悔しかったと答えていい。そのうえで何をしたかに繋げる
- 「辞めようと思わなかったか」→ 思ったなら思ったと答え、続けた理由を一つだけ言う
- 「レギュラーとの差は何だったと思うか」→ 他人の評価ではなく、自分の分析を話す
取り繕う必要はありません。うまくいかなかった状況を自分の言葉で説明できる人は、仕事でも同じように状況を説明できると受け取られます。
書いたものを、一度見てもらえます。
エントリーシートも職務経歴書も、担当アドバイザーが一緒に直します。相談は無料です。
転職の場合はどう書くか
中途採用の職務経歴書では、競技の話は1〜2行で足ります。書くとすれば「自分で役割を作った経験」だけで、その後の職務でも同じことをしたという流れにしてください。競技の話が職務の説明より長いと、社会人としての実績が薄い印象になります。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.09.03
