面接の受け答え
2026.09.23 公開
読了 3分
アスリートの就活で面接対策は
エージェントか自主練か
アスリートの就活で、面接対策をエージェントに頼むか、自分で練習するか。この記事は面接の受け答えだけに絞って両者を比べます。先に自分で直せる三つを決め、それから面談に持ち込む順番を示します。
アスリートの就活で、エージェントの面接対策と自主練は役割が違う
どちらが優れているかという話ではありません。直せるものが違います。自分ひとりでは気づけないことと、他人に見てもらうまでもないこと。これを混ぜたまま面談に行くと、貴重な一時間が口ぐせの指摘で終わります。まず線を引きます。
No
同席の模擬面接で得られるもの
自分の録画で直せるもの
01
その会社が過去に何を聞いてきたか
一つの答えが何秒かかっているか
02
言い回しが社内で通じる言葉かの添削
結論が最初に来ているか、最後に来ているか
03
答えの深掘りに耐えるかの確認
「えー」「なんか」「みたいな」の回数
04
競技の話をどこで切り上げるかの線引き
視線、姿勢、声の大きさ
05
他の受け手と比べたときの印象
同じ単語を何度使っているか
左の列は、相手がいないと手に入りません。右の列は、相手がいなくても手に入ります。順番は右が先です。
面談前に自分で終わらせる三つ
今日、机の前で全部できます。道具は手元の携帯だけです。
01
一、話す長さを測る
自己紹介と、競技で一番きつかった時期の話を録画します。再生して秒数を見ます。一分を超えていたら、削る箇所に印をつけて撮り直します。三回撮れば体が覚えます。
02
二、結論を先頭に移す
録画を文字にして紙に書きます。答えの結論が何行目にあるか数えます。三行目より後なら、その一文を丸ごと先頭へ動かします。理由と経緯は後ろで足ります。
03
三、口ぐせを数える
再生しながら、詰まった箇所に正の字を書きます。多い言葉が自分の癖です。消そうとせず、そこで一度黙る練習に替えます。沈黙は減点になりません。
Before
四年間続けてきた中で、二年生の秋に故障してしまいまして、そこから練習メニューを見直したりですとか、いろいろ工夫をしまして、最終的には復帰することができました。
After
故障から復帰するまでの半年で、練習の記録を毎日つける習慣をつけました。何をやった日に痛みが出たかを残し、負荷を自分で決められるようにしたからです。
直したのは中身ではありません。順番と長さです。これは他人に頼まなくても直せます。
そのうえで面談に持ち込むもの
三つを終えてから面談に行くと、聞くことが変わります。「どう話せばいいですか」ではなく、具体的に確かめにいけます。
- この答えを四十秒に削ったが、抜けている情報はあるか
- この会社は競技の話をどこまで聞きたがるか
- 「粘り強さ」という言葉を、仕事の場面ではどう言い換えるか
- 深掘りされたとき、二の矢として何を用意しておくか
- 前回の面接で落ちた理由に、思い当たる型はあるか
録画を見せるのも有効です。言葉で説明するより早く、相手が判断できます。
答えが他人の言葉になる失敗
よくある崩れ方があります。添削された表現をそのまま暗記して、二次面接で崩れる形です。
暗記した答えは一問目で終わる
ある元選手は、初回の面接で完璧に話しました。次の面接で「その判断は誰が決めたのですか」と聞かれ、答えが出ませんでした。整った答えを覚えただけで、元の出来事を自分で思い出していなかったからです。
添削は言い回しの修正です。出来事そのものは自分の中にしかありません。直された文をもらったら、その場で元の場面を三行で書き足してください。いつ、誰と、何を決めたか。この三行があれば、深掘りされても戻る場所があります。
書いたものを、一度見てもらえます。
エントリーシートも職務経歴書も、担当アドバイザーが一緒に直します。相談は無料です。
迷ったときの分け方
一人で直せることに人を使わない。一人では手に入らないものに人を使う。この線だけ守れば、どちらを選ぶかで悩む時間は消えます。
今日やることは一つです。携帯を立てて、自己紹介を一本撮ってください。再生した時点で、直す場所は自分で見つかります。
就活・転職グランドスラム編集部
最終更新 2026.09.23
